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小学校に入るとすぐYちゃんという友達ができた。保育園は一緒だったけど、その時はそれ程仲良くなかった。
そして、一般的に何と言うか分からないが、学校内で鍵っ子を夕方迄預かって世話してもらえる所にも入った。
Yちゃんも鍵っ子だったので学校が終わってからも遊んだ。
この頃の事はあまり憶えていない。バカだったのか、ただ忘れたのか。
物心がついてなかったような気もする。
ただ、保育園の延長で通っていた感じ。
通学の際は、近所の子どもたちと登校班を作り、集団登校をしていた。
しかし、うちはほぼ近所付き合いは無く、隣に住んでた友達は引っ越してしまったので、集団登校は苦痛だった。
人見知りだし、うちの家とか家族に対する近所の目が恥ずかしかったので、一言も喋らずに登校し続けた。
スカートを履くのに抵抗が出てきたのもこの頃。そして、クラス内の係やなんかも男の子に負けまいと「体育係」とかに立候補していた。
親を見ていて、女は弱い、男には負けてはいけないと思ったのだと思う。