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小3としましょう。普通の女の子なら色気づいて来る頃かもしれないが、親の影響で、色気づく事は罪だと思っていたので、この頃からとにかく歪んでいった気がする。大人びた事をするのは罪であり、女々しくはなるまいと思っていた。
この頃かどうか分からないが、親が喧嘩をする度に涙し、この苦しさに気付いてもらえるような気がして親の布団で涙を拭いていた。
2階のベランダの手すりに腰掛けて、下を見たりしたけど『ここから落ちても死なないな』と思っていた。
もうこの位から死にたいと思っていた。
クラス替えがあって、Yちゃんも一緒だったけど他にも2人程友達が出来た。この位から色々友達付き合いも大変になっていったな。
好きな男の子もできたけど、誰にも言えなかった。女であってはいけないという意識があったから。